終活社会福祉士のブログ

福祉の専門家の視点からのエンディングノートを書く意義や終活のお話しを綴って行きます。

終活の覚悟②

よりよく生きるためのエンディングノート作成支援をしてきた

終活社会福祉士 上田利枝です。

 

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引き続き、終活の覚悟について

書きたいと思います。

 

終活に取り組む覚悟も必要です。

 

あるシニアのおひとりさまの方…、

結果的に、覚悟がない方のご支援を

していたということになるのですが、

数年、マンツーマンでエンディングノート

作成支援からの、必要な事柄の繋ぎの

お手伝いなどをして来ました。

 

その間、何度も何度も…、

時間をかけ、日を変えての

意思確認を交えつつ、

自己決定支援を進めて行き、

いざ…!と、

ご希望に沿って実行の後押しを始めると、

「せっかちだ…。」

「わたしは、まだやりたくなかった。」

「無理にやらされる。」

との訴え…。

 

誰でも不安になることがあるのは

理解できます。

 

ですが…、結局は、

その方は、残念ながら…、

 

まだ備える覚悟ができていなかったこと、

自分の人生の老後の生活…、

終いかた、

残される方々の幸せまでを

考える力…ストレングスが

低かったのだと思います。

 

エンディングノートは、遅くとも、

60歳には書き始めてください。

 

気力体力があるうちに…

自分への思いやり、

他者への思いやりを

形にしておく必要があります。

 

わたしも勉強させていただきました。

覚悟ができていないと分かったら、

『放置』も立派なテクニック…ですね。

 

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